春のワルツ:あらすじ第1話「巡り会い」


ども!春のワルツ@攻略ブログのピクミンです。
今回はオーストリアからスタートの四季シリーズ最終章「春のワルツ」。
本編ではユン監督が魅せる景観が最高なので、ぜひドラマなどで映像もチェックしてください!
ではどうぞ!

春のワルツ 第1話「巡り会い」
パク・ウニョンは韓国のクリスタル・デザイン・コンテストで優勝し、ボーナスツアーでオーストリアへと向かっていた。
その飛行機で隣にすわっていた女性、ソン・イナは、幼なじみの世界的ピアニスト・チェハに会いに行くのだという。
イナはウニョンに、チェハの載った雑誌を見せ、「結婚の約束をしてるの」と、嬉しそうに話していた。

空港に着くと、チェハのマネージャーである フィリップが、イナと勘違いしウニョンに声をかけるが、言葉のわからないウニョンはフィリップをタクシーの運転手と勘違いして大騒ぎに。
ようやくフィリップもイナとウニョンを間違えたと悟り、イナを連れてチェハの元へと向かう。

15年ぶりの再会に緊張し、甘い夢を見ながらオーストリアまでやってきたイナ。
しかし、その夢はチェハの冷たい態度で打ち砕かれる。
チェハはイナのことなど、少しも覚えてはいなかったのだ。
「韓国に会いたい人はいないの!?一人も?!」
チェハにつっかかるイナ。
しかし、チェハの脳裏にイナとは別の少女が浮かぶ・・・
それでもチェハは、「いない」と素っ気無く答える。

チェハ、フィリップ、イナの3人は食事へと向かうが、フィリップは道に迷うウニョンの姿をみつけ、車を降りてしまう。
フィリップは、ウニョンに市内を案内し、帰り際にチェハのコンサートチケットをプレゼントする。

翌日、チェハのコンサートの開かれる街ザルツブルクへ向かうウニョン。
オーストリア国鉄QBBの中で無愛想な東洋人の男に出会う。
こともあろうにウニョンは、男にコチュジャンを浴びせてしまい、服を台無しにしてしまう。
代わりにくまの絵のセーターと、フィリップから貰ったチケットを1枚手渡した。
東洋人の男の名は「クリス」。
コンサートチケットに書かれていたピアニストの名前を冗談で名乗ったのだと思ったウニョンは、自分は「不思議の国のアリス」だと名乗る。
窓に息を吹きつけ、ピースマークの落書きをするウニョン。
男はその落書きとウニョンを、懐かしそうに見つめる。
そのマークは、男にとって大切な思い出だったのだ。

ピアニスト「クリス・ユン」のコンサート会場にたどり着いたウニョンは列車で出会った男(チェハ)を待つが、男は来ない。
フィリップに促され、仕方なく一人で座席へ。
そんなウニョンの姿を、ステージの袖から確認する男の姿が。
QBBの列車で出会ったその男こそ「クリス・ユン」であり「ユン・チェハ」であった。
男に会えることを密かに期待していたウニョンは、演奏が終わるなり席を立つ。
再びステージへ戻ったチェハは、
「この曲は思い出を呼び覚まし、私を幼い日に戻します。昔、凍てついた心を温めてくれた少女がいました。その少女のために弾きます・・・」
と、昔その少女に歌ったクレメンタインを演奏する。
会場を出ようとしていたウニョンの耳にもそのメロディーが。
ウニョンはそのメロディーを聴いたとたん、昔を思い出して涙を浮かべるのであった・・・。

春のワルツ:あらすじ第2話「虹の貝殻」


ども!春のワルツ@攻略ブログのピクミンです。
第1話の「春のワルツ」のテーマが“出会い”とするならば、第2話は“思い出”です。
チェハの過去に何があったのか?ウニョンとの関係は?
ではどうぞ!

春のワルツ 第2話「虹の貝殻」
15年前。
イ・スホは父親チョンテに連れられ、父親の故郷であるチョンサン島へと、ソウルからやってくる。
子育てに困った父が祖父にスホを預けるためだ。
しかし祖父は既に他界していた。
「これでソウルに帰れる・・・」
そうスホは喜んだのも束の間、父の幼なじみであるヘスンに出会い、父はスホをしばらく預かってくれるようヘスンに頼み込む。
「父に捨てられる」そう悟ったスホは、頑として父親から離れようとしない。
昨年も孤児院の前に捨てられたばかりだったからだ。
しかし、父親はスホを騙し、一人ソウルへと帰ってしまう。
なんとしてもソウルへ帰りたいスホ。
島の小さな子達をゲームで騙しては、小銭を巻き上げ、旅費を貯め始める。

ヘスンの娘ソン・ウニョンは、病弱で友達もいない。
スホがやってきたのが嬉しくて仕方がない。
スホを兄のように慕い、学校でも九九すらできないスホを庇うが、
スホはウニョンからもお金を巻き上げたり、ハンバーガーを知らないのか?などとウニョンをバカにする始末。

ある日、ウニョンの素朴な疑問に腹をたてたスホは、「絶対にソウルに帰ってやる」と船への密航を試みるが、すぐさまみつかり、敢え無く撃沈。
仕方なく家へと戻る途中、船をみつめ涙を流すウニョンをみつける。
スホが戻ってきたことを喜ぶウニョン。
しかしスホはそれすら気に入らなく「泳いで帰ってやる」と海へと飛び込む。
溺れたふりをするスホに驚いたウニョンは、スホを助けるため自らも海へと飛び込むが、心臓の弱いウニョンはそのせいで意識不明の重体に・・・。

病院でウニョンの母親たちの会話を耳にしたスホは、ウニョンが心臓の病気で手術が必要な体だということを知り、ウニョンへの態度を心から悔やむ。
心優しいウニョンの母ヘスンは、そんなスホを叱ることもせず、優しくさとす。
「これ、頼まれてたんだわ・・・」
ヘスンがバックから取り出したのはハンバーガーだった。
スホの喜ぶ顔が見たいウニョンは、貝殻細工を作り売って貯めたお金で、ハンバーガーを買ってきてくれるよう街に行く人に頼んだのだった。
それを知ったスホは、ウニョンの元へ行き「どこにも行かないから」とウニョンに約束する。
そして、ウニョンに教えられた願いが叶うという場所で、
「ウニョンの病気を治してください。そのためなら僕はなんでもしますから・・・」
そうウニョンのために祈るスホ。
ウニョンを大切にし、仲良く遊ぶスホ。
優しく楽しい時間が過ぎていく。

そんな中、スホの父親が島へと戻ってきた。
今度は、祖父の家を修復し、スホと二人で暮らすと言い出す父。
ウニョンと離れたくないスホは嬉しい。
しかしスホは、ウニョンと仲良くなるほどに、嘘をつき続けることが苦しくなっていく。
詐欺師である父が「ニューヨークで事業に成功した」と、ついた嘘だ。
「俺は本当はアメリカなんか行ってないんだ。小学校も二年でやめた。詐欺師で、泥棒なんだ。それでもお前のお兄ちゃんで居られるか?」
スホはウニョンに告白するが、驚いたウニョンは何も言えないでいた・・・。

春のワルツ:あらすじ第3話「星のない街」


ウニョンに避けられ、傷つくスホ
父親のチョンテはスホに、ウニョンが貝殻細工を売って貯めたお金のことを尋ねる。
スホは疑うこともなく「相当な額になっている」と答えてしまうが、父親はウニョンの家からお金を盗んで島から逃げてしまう。
そのお金はウニョンの手術費として、母ヘスンが懸命に貯めていたお金だった。
ヘスンはスホの父親を探し出そうと、ソウルへと向かう。

村中から「泥棒」呼ばわりされるスホ。
ウニョンも冷たい目でスホをみつめる。
スホは父親からお金を取り替えそうとソウルに向かおうとするが、密航がみつかってしまう。
小さな手漕ぎボートで島を脱出しようとするが、それをみつけたウニョンがスホを止めようと海へ飛び込む。
ウニョンが意識不明の重体になった日のことが頭をよぎったスホ。
ウニョンを懸命に船へと引き上げるが、船はどんどん流され、気がつくと別の島へと辿り着いていた・・・。

島の老夫婦に助けられたスホたちは、以前のような優しい時間を取り戻す。

「お兄ちゃんがアメリカに行ったことがなくてもいい。嘘つきでも、泥棒でもいい。お兄ちゃんはウニョンのお兄ちゃんよ」

そう言ってウニョンは、スホの腕にマジックで「よくできました」のピースマークを描いた。

「ウニョンのお兄ちゃんとしてよくできました。印をつけたんだから、一生ウニョンのお兄ちゃんでいてくれなきゃダメだよ」

ウニョンの言葉に、スホは胸がいっぱいになるが・・・

翌日、チョンサン島へ戻ることになったが、スホの姿が見えない。
ウニョンはスホを懸命に探すが、スホは一人ソウルに向かおうとしていた。

「一緒にソウルに行く。一緒にソウルに行って、一緒に島へ帰ったらいいじゃない!」

涙ながらに訴えるウニョンに根負けし、スホはウニョンを連れ、ソウルへと向かう。

父親の知人の家を探し回るが、父親の消息はつかめない。
父親の友人から「香港へ行った」と聞いたスホは打ちのめされる。
スホを待つ間ウニョンは退屈で一人街をうろつくが、スホはウニョンがいなくなったことに驚き、懸命にウニョンを探す。
何も口にしていないウニョンはお腹をすかせ屋台の鯛焼きを欲しがるがお金がない。
屋台のおばさんから鯛焼きを1つ貰ったウニョンは、ひもじくて鯛焼きの尻尾をちょこっとちぎって口にするが、スホにあげようと我慢する。
ようやくウニョンをみつけたスホ。
ウニョンはスホに笑顔で鯛焼きを差し出すが、「こんなもの食えるか!」と、払いのけられてしまう。
道に落ちた鯛焼きを悲しそうにみつめるウニョン。

「家へ帰る。チョンサン島へ帰る」

・・・と涙を浮かべるウニョン。
島へ電話をかけるが、誰も出ない。
公園で夜を明かす二人。

「ソウルは星が1つもない。つまらない」と、ウニョン。
「星はあるんだ。汚い雲に隠れてて見えないだけなんだ。見えないから"ない"んじゃない。あるものはたくさんあるんだ」とウニョンに説明するスホ。

ウニョンはスホに「歌を歌って」とねだる。
スホはクレメンタインを歌ってあげる。
しかし、ウニョンは意識を失ってしまって・・・・

ウニョンを背負って病院へ運ぶスホ。
チョンサン島から、ウニョンの母ヘスンと仲のよかったおばさんキム・ボンヒが駆けつける。
ボンヒと医師の会話から、ウニョンの母親が事故死したことを知り、愕然とするスホ。
スホの父親を探しに行き、事故に遭ったのだ。
スホは看護士に、「ウニョンは手術をしないと死ぬの?」と尋ねる。
手術は必要と言われたスホは思い悩む。
ボンヒにみつかり、スホは病院内を逃げ回る。
その時ある病室に飛び込むが、ベッドに寝ていたヒョン・チスクはスホを見るなり、「チェハ、チェハ・・・」と歩み寄り抱きしめる。

春のワルツ:あらすじ第4話「帰郷」


ウニョンを助けたいスホ
しかし、手術をするお金がない。
思い余ったスホは他人のバッグを盗んで逃げるが、病院の警備員に捕まってしまう。
警察に突き出されそうになるが、ユン・ミョンフンに救われる。
ユン・ミョンフンはチェハの父親であり、病室でスホを抱きしめたヒョン・チスクの夫だった。
息子のチェハを事故で失い、二度も自殺を図ったチスク。
このままではチスクが死んでしまうと医者からも通告が。

「おばさんが落ち着くまででいいから、一緒にカナダに行って暮らしてくれないか?」

そうスホに懇願するミョンフン。
しかしスホは、すぐさま断る・・・。

スホを諦めきれないミョンフン。
息子チェハの面影をスホに重ね、スホをみつめる。
スホの恵まれない境遇を知り、いたたまれない。
「これで何か買って食べなさい」と、スホにお小遣いを手渡す。
一度は断ったスホだが、ミョンフンがお金持ちだと知り、ウニョンの手術代の代わりに一緒に暮らすことを承諾する。

ウニョンの手術の日の朝早く、スホはカナダに旅立たなくてはならず、ウニョンに別れも告げられぬまま、ウニョンの腕にピースマークを描き、旅立つ。

・・・そして現在。
コンサート会場を出ようとしたウニョンフィリップにパーティーへ誘われる。
断りきれず、フィリップの用意したドレスを身につけ、パーティーへ。
そこでQBBで逢った男がピアニストのクリスだと知る。
フィリップは「俺のことを気に入って後をついてくるんだ」と、チェハに冗談を言うが、チェハはその言葉を本気にし、ウニョンを軽い女だと思い込む。
ダンスの順番がチェハとウニョンに回ってくる。
そこでチェハはウニョンに

「俺にはアリスと名乗ったが、フィリップには何て名乗ったんだ?相手によって名前を変えるんだろう?今度はテンジャンでもかけたのか?安心しろよ、フィリップには黙っておくよ」

と、ウニョンを侮辱する。
怒ったウニョンは会場を出ていくが、後を追ったチェハはウニョンから受け取ったくまのセーターを投げつけ、更にウニョンの怒りに火を注ぐ。
ウニョンの後を追うフィリップ。
ウニョンは急ぐあまり足を挫いてしまうが、フィリップはウニョンを抱き上げ、車のボンネットに座らせ、自分のネクタイを解き、応急処置を施す。
フィリップの優しさに甘え、ウニョンはフィリップたちの宿泊するペンションに部屋を取ってもらう。

翌朝、ウニョンはクリスタル博物館に向かうため、フィリップに貝殻細工のプレゼントとメッセージを残し、ペンションを後にする。
湖の畔で雪を石のように積み上げお祈りをするウニョン。
それを窓から見ていたチェハは、幼い日のウニョンを思い起こす・・・。

ウニョンの残していった貝殻細工を見ながらフィリップとイナが仲良く会話をしているところへチェハが。
フィリップの手にある貝殻細工を目にし、驚くチェハ。
フィリップに「彼女の名前は?」と尋ね、「ウニョン・・・」と耳にしたチェハは驚愕する。
チェハの脳裏に、QBBでピースマークを描くウニョン、湖畔で雪を積み上げるウニョンの姿が駆け巡る。

ウニョンを追い車に乗り込むチェハ。
ウニョンを追いながら、幼い頃の記憶が思い起こされる。

「ウニョンは死んだ。手術をした後に亡くなったんだ。」

そうミョンフンに告げられ、ショックで雪の中を飛び出していく幼いチェハだった・・・。

春のワルツ:あらすじ第5話「ピンク・トラック」


チェハウニョンを追いかけ、クリスタル博物館へ向かうが、ウニョンとは逢うことができなかった。
どうしてもウニョンが忘れられないチェハは、韓国行きを決意する。
頑として断り続けた、イナの提案である韓国でのCD製作を受け入れ、フィリップと一緒に韓国へと向かう。

韓国に到着するや否や、チェハはウニョンが入院していた病院へと向かう。
しかし、ウニョンのデータはすぐにはわからないと言われ、病院側から「少し調べてから連絡する」という約束を得て病院を後にする。
ウニョンとの思い出を辿り、街を彷徨うチェハ。
そんな時、ウニョンを乗せたピンクトラックを見かける。
チェハはタクシーで必死にピンクトラックを追うが見失ってしまう。

ウニョンがフィリップに話した「デザインコンテストで優勝した」という話を頼りに、チェハは事務局へ行きウニョンの連絡先を教えてくれるよう頼み込むが、個人情報は教えられないと断られる。
気の毒に思った事務員は、「連絡先を教えてください。伝えますから」と、助け舟を出す。
フィリップもチェハ同様にウニョンを探し事務局へと出向き、そこでウニョンがピンクトラックに乗りアクセサリーを売っているという情報を得る。
ウニョンを捜し求め、ウニョンを見失った場所へとやってくるチェハ。
ようやくチェハがピンクトラックをみつけると、一足先にフィリップがピンクトラックをみつけていた・・。
しかしウニョンは、一緒に働く友人ミジョンの食事を取りに行っており、トラックを離れていた。
街を歩くウニョンをみつけたチェハは後をつける。
ウニョンはキンパブ(海苔巻き)屋に入っていき、そこでウニョンは、見知らぬ女性チョ・ヤンスンをお母さんと呼び、弟パク・サンウまでいる様子だ。
サンウとヤンスンの会話から、ウニョンがヤンスンの娘であると知ったチェハはショックを受け店を出ていく。
店に置き忘れられていたマフラーを渡そうとウニョンは客の後を追うが、チラリと見えた客の顔がチェハに似ておりウニョンは驚く。
結局ウニョンはチェハを見失い会うことはできなかった・・・。

ピンクトラックへ戻ろうとすると、そこへ警察の取締りが。
慌てて商品をトラックに積み込み逃げようとするウニョン。
ミジョンと一緒に商品を見ていたフィリップは、フィリップを気に入ってしまったミジョンにトラックの荷台に押し込まれる。

警察の取締りから逃げ、ようやく落ち着いたウニョンとミジョン。
トラックの荷台を開けると、何とそこにはフィリップが。
唖然とするウニョン。
やはりさっき見かけたのはチェハ?と、不思議に思うウニョン。

ウニョンの入院していた病院から連絡が。
やはり、ウニョンは術後すぐに亡くなったと知らされる。
ピアノの練習室で、荒れ狂ったようにピアノを引き続けるチェハ。
ウニョンを思い起こしながら、クレメンタインを悲しそうに演奏するチェハ。

「ウニョンは手術中に死んだ。昔のものはすべて無くなったんだ。お前はユン・チェハだ」

と言うミョンフンの記憶。

「さぁ、ピアノを弾いてみましょうね。チェハ」

そうチェハにピアノを弾かせようとするチスクの記憶。
チェハの悲しい記憶が蘇り、チェハは鍵盤を叩きつける。

春のワルツ:あらすじ第6話「謎の小箱」


ウニョンが死んだことを思い知らされたチェハ

「やっぱりここには来るべきじゃなかった。契約破棄するにはどうしたらいい?」

そうイナに詰め寄るチェハ。
イナはそんなチェハが理解できない。

「あなたは私の知ってるユン・チェハじゃないわ」となじるが、
「今頃わかったのか?」と冷たく言い放つチェハ。

それでもチェハを理解しようとするイナ。
そんなイナに、チェハは「俺の名前を呼んでみてくれ」と・・・。
「ユン・チェハ」と、イナの呼ぶ名前を噛み締めるチェハ。

ウニョンに再会しご機嫌のフィリップ
ウニョンの死に打ちのめされたチェハは素直に喜んでやることができない。
チェハが不機嫌な原因を、オーストリアで自分が言った言葉だと思い込んでいるフィリップは、「本当は俺が惚れたんだ」とチェハに告白する。

事務局へ顔を出したウニョン。
そこでチェハが自分に残したメモを受け取る。
「後援者になりたい」と。
ウニョンにはわけがわからない。
ウニョンはイナのレコード会社だとは知らずに出前の配達にでかけるが、ドアから出てきた男の靴にトッポッキの汁をこぼしてしまう。
「すみません」と見上げたそこにはチェハの顔があった。
チェハは「コチュジャンをかけるのが得意技のようだな」と、冷ややかな態度で接する。
やはりウニョンのことが気になるチェハ。
ウニョンに「故郷はどこか?」と尋ねる。

ウニョンはチェハがキンパブ(海苔巻き)屋に忘れたマフラーを届けにイナの会社へ行くが、「あぁ、この前の食事代?」と、ウニョンがまるでお金を無心にきたかのようにお金を渡そうとするチェハに腹を立てる。
ウニョンも負けじと、なぜ私を探しているのか?とチェハを問い詰める。

「オーストリアのことを謝りたいのだと、私も気になってたから嬉しかったのに、それなのに、この態度はなに?ちっとも変わってないじゃない。なぜ私を探していたんですか?」

チェハは何も答えることができない。

イナは二人の母校へチェハを誘い出す。
母校を懐かしがるイナをよそに、チェハは辛くなるばかりだ。
突然校庭を狂ったように走り出す。

「ユン・チェハはどんな子供だった?」イナに問うチェハ。
「運動は苦手で、勉強はよくできたんだろう?食べ物の好き嫌いはあったか?いつも高価な弁当を持ってきていたんだろう?服はマザコンみたいで、蝶ネクタイをして、靴はエナメルで・・・」
・・・と、まるで他人のことのように語るチェハ。

「白いワイシャツを着て、ピアノの前に座ると、まるで大人のようだった。イギリスの紳士みたいだったわ」と、チェハの言葉を繋ぐイナ。
「今ユン・チェハは運動もできて好き嫌いもない。勉強はピアノ一筋。服は流行に左右されず、着たいものを着る。そんなユン・チェハでいいか?」と、イナに尋ねるチェハ。
「ユン・チェハはこの場所で初めてソン・イナという女性に会った。イナさえよければ、ここで初めて会ったことにして、もう1度始めたいと思う」とチェハ。
チェハの言葉に感動するイナ。

「はじめまして、ソン・イナです」
「・・・ユン・チェハです」

二人は初めて会ったように、握手を交わす。
フィリップに誘われ、チェハの練習室にやってきたウニョン。
そこでフィリップとじゃれ合ううちに、テーブルの上にあった貝殻細工を落としてしまう。
昔スホがウニョンにプレゼントされたものだった。
ハンカチに包まれた貝殻細工を開けてみようとしたその時、チェハの姿が。
貝殻細工を手にするウニョンを見たチェハは激しく憤り、ウニョンを怒鳴りつけたのだった・・・。

春のワルツ:あらすじ第7話「母の眠る島へ」


ウニョンを怒鳴りつけたことで、フィリップチェハに謝るよう詰め寄る。
「俺の愛する女性なんだ」というフィリップの言葉に、チェハは「今度はどれくらいもつのかな?」と冷たい言葉を浴びせ、二人は仲たがいすることに。
反省したチェハはフィリップの携帯に電話するが、フィリップはウニョンの車に携帯を忘れており、電話に出たのはウニョンだった。
電話の相手を確認することもなく一方的に語り始めるチェハ。
「あの子を見ていると、心が痛んで腹が立つんだ」と・・・。
その言葉を聞いたウニョンは、更に傷つく。

翌日、フィリップの忘れた携帯をホテルに届けるが、そこでウニョンはスリの濡れ衣を着せられる。
そこへチェハが現れ、ウニョンをかばうが、昨日のチェハの「腹が立つ」という言葉を聞いてしまったウニョンは、よそよそしい態度で立ち去る。
ホテルのフロントからフィリップの携帯を受け取ったチェハは、昨日の電話の相手がフィリップではなくウニョンだということを知る。
チェハはウニョンが落としたコンパクトを見つける。粉々に砕けたファンデーションを見たチェハは、同じものをウニョンにプレゼントしようとするが、買い物をしているところをイナに目撃されてしまう。
自分へのプレゼントだと勘違いしたイナは喜ぶが、なかなか渡そうとしないチェハにしびれを切らす。

ホテルでの惨めな出来事が頭を離れないウニョン。
「お母さんに会いたい」と、墓参りに出かける。
母の墓はチョンサン島にあった。
ウニョンの後を追い、チョンサン島へ向かうフィリップ。
ウニョンの母の墓にお参りする二人。
そこでウニョンも母親を亡くしたということを知る。
チョンサン島の自然に包まれて、穏やかな時間を過ごす二人。
しかし、最終の船に乗り遅れてしまう。
仕事のことでイナはフィリップに電話をするが、「今遠くに居て、今日は帰れない」と話しているうちに、携帯の充電が無くなってしまう。
ウニョンの携帯を借りてチェハへ電話するフィリップ。
見知らぬ番号を不思議に思ったチェハ「誰の電話?」と尋ねるが、「ウニョンのだ」という言葉で、二人が今一緒で、今夜一緒に夜を明かすことを悟る。

イナに連れられ昔の同級生に会うチェハだが、そこで、「カナダで死んだって聞いた」と言われ、チェハは何とかその場を取りつくろう。
みんなからチェハのことを羨ましがられるイナは得意満面だ。

別々の部屋に泊まるウニョンとフィリップだが、部屋を抜け出し二人で楽しくじゃれ合う。
ウニョンから韓国語を教わるフィリップ。
「I Love youは?」の問いに、韓国語で「サランヘ」と答えるウニョン。
フィリップは真剣に「サランヘ」と伝えるが、「韓国語上手になったわねー」と、ウニョンははぐらかす。

フィリップとウニョンが一夜を共にしていると知ったチェハの心はなぜか揺れる。
携帯のメモリーに残ったウニョンの番号に思わず電話してしまう。
フィリップとは別の部屋だと知ったチェハはホっとする。
練習室で怒鳴ったこと、ウニョンを見ると腹が立つと言ったことを謝るチェハ。
チェハの言葉でウニョンも素直になり、ホテルで助けてもらったお礼を言う。

眠るウニョン、眠るチェハ・・・。
夢の中、幼い頃のウニョンが・・・

消えてしまったスホ、死んでしまった母・・・。
手術を終えたウニョンは、一人さびしくチョンサン島で過ごしていた。
そこへスホの父チョンテが現れる。
一緒に来ればスホに会えると、ウニョンをそそのかすチョンテ。
ウニョンは喜び、スホの父についていくが、そこにはスホはいなかった。
そこで、小間使いのようにコキ使われ、いじめられるウニョン。

・・・夢にうなされ、飛び起きるウニョン。

ウニョンとフィリップはソウルへと帰るが、ホテルの前でイナとチェハ、チェハの両親に会う。
「パク・ウニョンです」と挨拶するウニョンに、チェハの両親はにこやかに対応する。
ウニョンと別れた後、チェハの母チスクはイナに、ウニョンとの関係を尋ねる。
「フィリップの恋人と言ったらいいかしら?フィリップがウニョンさんを好きなんですよ」と答えるが、チェハの表情は複雑だ。
ウニョンにホテルで落としたままにしたコンパクトと同じものをプレゼントしようとチェハはウニョンを追いかけるが、そこで抱き合うウニョンとフィリップを目撃してしまう。
チェハはコンパクトを渡せず立ち去るのだった・・・。

春のワルツ:あらすじ第8話「ロードマネージャー」


ホテルでは、イナの父とチェハの両親を囲んでの食事会が和やかに行われていた。
そこへコンパクトを渡せなかったチェハが戻ってくる。
15年ぶりにチェハに会ったイナの父は、チェハを見ていぶかしげな表情を一瞬浮かべるが、成長したチェハを大絶賛する。
チェハも、チェハの両親もヒヤリとするが、安堵の表情を浮かべる。
左利きだったチェハが右利きになっていることに気づいたイナの父は驚くが、チェハが偽者だとは、イナもイナの父も気づかない。

ウニョンフィリップと食事をしていると、ウニョンの義父ドゥシクから電話が。
借金ばかり作っては家族を苦しめ続けてきた男だ。
今度も、マルチ商法にひっかかりお金を工面するためにやってきたのだ。
ヤンスンのキンパブ(海苔巻き)屋にも借金取りが押しかけてきた。
そこへコンパクトを渡そうとしたチェハがやってくる。
ウニョンたちを守ろうと、チェハは借金取りたちに殴りかかるが、それをウニョンは止める。
「お金は私が必ず返しますから」と・・・。
ウニョンを助けたいチェハは、ウニョンに援助を申し出るが、「助け舟はあの時の1回(ホテルでの濡れ衣)で十分です」と断ってしまう。

「こんなのをチマチマ作って売っても解決しない」
お金が必要なウニョンは、ピンクトラックをたたむこと決意する。
その言葉にミジョンもついつい逆上してしまう。

「寝る時間も惜しんで作ることがチマチマなの?いつまで他人の後始末をしながら生きるつもり?アルバイトして貯めた弟の学費も義父の借金に消え、自分の学費に貯めていた分を弟に譲って・・・オーストリアだってギリギリで行ってきたし、私が止めなければ航空券も売ってたでしょう?」
「もっと自己中心に生きなさいよ。こんな風に生きて、後に何が残るの?ヤンスンが本当の母親ならまだしも、こんな生き方あなたは耐えられるの?」
見かねたミジョンは、ついウニョンにつっかかってしまう。

「二度とその話をしないでって言ったでしょう!」
ウニョンもミジョンの言葉に憤る。

「病院で目を開けたら誰もいなかったわ。独りで耐えられるだけ耐えて、もう全てを諦めたかった時に手を差し伸べてくれた人たちよ。伯母さんじゃないわ。お母さんよ。お母さんなの。誰よりも大切でありがたい私の家族よ」
ウニョンは泣き叫ぶのだった・・・。

ウニョンの義母ヤンスンはなけなしの貴金属を売りに出そうとするが、はした金にしかならない。
ウニョンも銀行の貸付を申し込むが、どこからも断られる。
知り合いの家を回っても、誰もお金を貸そうとはしてくれない。
途方に暮れたその時、弟のサンウが警察に捕まったという知らせが入る。
友人からお金を借りようとしたサンウは、断られ、逆上して殴ってしまったのだ。
たいした怪我ではないのに、相手が賠償金を狙っているのだ。
追い詰められたウニョン。
フィリップには、お金を貸してなどとはとても言えない。

「キライなヤツにだったら貸してって言えるでしょ?」

ミジョンの言葉を思い出したウニョンは、意を決してチェハの元へお金を借りに行くが、結局言い出せなかった。

イナの会社では、チェハがロードマネージャーの履歴書を破り捨てていた。
適任者がいないのだ。

「お前ならどうする?助けが必要なのに、助けてって言わない人がいる・・・。気づかれずに助ける方法はないか?」
フィリップはチェハに尋ねる。

チェハはすぐにウニョンのことだと察する。
フィリップに就職先が必要なことを聞いたチェハは、ウニョンをロードマネージャーとして雇うことを提案する。

ウニョンをロードマネージャーとして雇うことがしっくり行かないイナは、ウニョンのことを女性としてどう思っているのかチェハに尋ねる。
チェハは一言、「関心ないよ」と答える。

フィリップとお酒を飲んだウニョンは、チェハの練習室の庭に忘れてきたスニーカーのことを思い出す。
雨の中探しているとチェハが。
ウニョンに傘を差し出すが、それをチェハの母チスクが目撃していた。
どうしてもウニョンのことが気にかかるチスクは、ミョンフンに話をしかけるが、思いとどまる。
帰り際、チェハはウニョンにコンパクトを手渡す。
砕けてしまったと思っていたファンデーションは新品にしか見えない。
「新しいのを・・・買ったんですか?」
またウニョンから拒まれると思ったチェハは「嫌ですか?」と尋ねるが、ウニョンは笑顔で「いえ、頂きます」と答える。
「それと、知ってますか?明日からあなたのロードマネージャーだってこと。よろしくお願いします。」とチェハ。
「これ大切に使います」と、笑顔でウニョンは帰っていった。

「就職おめでとう」とチェハはウニョンにメールを送ろうとするが、送ることができない。
雨の中でのウニョンとの出来事を思い出し、笑顔になるチェハ。
一方ウニョンも、チェハからもらったコンパクトを嬉しそうに眺めていた。

翌朝、イナの会社。
洗面所でウニョンはイナと顔を合わせるが、ウニョンの手にしているコンパクトを見たイナは驚愕する。
チェハがいつか自分にプレゼントしてくれると思っていたコンパクトだ。
「ありえないわ・・・」と自分に言い聞かせるが、動揺を隠せない。
廊下でチェハと顔をあわせたウニョンは、お礼を言う。
「一緒に靴を探してくれてくれたことも、傘を差しかけてくれたことも、有難くて・・コンパクトを買ってくれたこともありがとうございます。傘は今度持ってきますね」
ウニョンのその言葉をイナが聞いていた。
耳を疑うイナだった・・・。

春のワルツ:あらすじ第9話「失敗に乾杯」


コンパクトのことで怒りが収まらないイナ
初出勤のウニョンを紹介もせずに立たせたまま。
周りのスタッフたちもおかしな様子に戸惑う。
フィリップにウニョンへ謝るように促されたイナは更に面白くない。
ウニョンに嫌味を言ったり、チェハに負担になるような話をしたり・・・
しまいには、チェハの前でコンパクトを誰にもらったのかと尋ねるほどだ。

一方チェハは、ウニョンに悪戯心を見せ始める。
キレイに削った鉛筆の芯を「これじゃ楽譜に穴が開く」と、短く折ったり、買い物につき合わせ、持ちきれないほどの荷物を持たせたり。
まるでチョンサン島で初めてウニョンに出会った頃のスホのようだ。
そんな時、チェハは街でガム売りをする少年カングに出会う。
チェハは数枚の札をカングに渡す。
カングの後姿を見送りながら涙ぐむチェハ。
幼い頃同じようにガム売りをしていたチェハ。
自分の幼い頃を思い出したのだ。
いつまでもいつまでも、カングの去った方向をみつめ涙を流すチェハだった・・・。

もしウニョンが生きていたらどうするのか?と気になって仕方ないチスク
長官の夢を捨て、オーストリアへ帰ろうとミョンフンにせがむ。
チスクを「過敏すぎる。同じ名前の人間なんて、1人や2人じゃない」とたしなめるが、悪い予感がするのか、ウニョンの身辺調査を依頼する。

チェハの公演会。
今までは気の許せるフィリップでさえもそばに寄せ付けず、一人で公演会場へ向かっていたチェハだったが、ウニョンの車で向かうと、イナの運転を断るチェハ。
しかし、渋滞に巻き込まれ、二人はスクーターに乗り換えて会場へと向かう。
スクーターで会場へやってきた二人を見て、イナの怒りは更に加速する。

イナに叱られたウニョン。
ウニョンをかばってか、翌日もウニョンの運転で帰ると言い張るチェハ。
帰り道、今度はにわとりを運んでいたお爺さんが目の前で田んぼに落ちてしまう。
にわとりを捕まえるのを手伝うチェハとウニョン。
お爺さんの家に招かれた上、結局一泊することになる。
戻らないチェハを心配するイナは電話をかけるが、電話の向こうから聞こえたのはウニョンの笑い声。
悔しく、惨めな気持ちに打ちひしがれるイナ。

隣りで眠るウニョンに、触れたいのに触れられないチェハ。
その頃ソウルでは、ミョンフンがウニョンの調査書を受け取っていた。
そこには、ソ・ウニョンは養女になり、パク・ウニョンとなった事実が書かれていた。

昨夜のチェハとの出来事を愛しそうに思い起こすウニョン。
車の中で眠るチェハをみつめ、触れたいのに触れられない。
ソウルに戻ると、そこには嫉妬に駆られたイナの姿が。
ウニョンの髪に結ばれたハンカチを見て驚愕する。
自分がチェハにプレゼントしたハンカチだったのだ。
ウニョンに駆け寄り、ハンカチをもぎ取るイナ。
「何をするんだ!」
チェハは声を荒立てるが・・・

春のワルツ:あらすじ第10話「かけがえのない友」


ウニョンへの態度のことで、フィリップからたしなめられるイナ
「公私の区別ができない人間とは、一緒に仕事はできない」と。
イナは態度を改め、ウニョンにも謝罪する。

ホテルへチェハを迎えに行ったウニョンは、ミョンフンと顔をあわせる。
ミョンフンから「故郷はどこか?」と尋ねられ、「ソウルです」と答えるウニョン。

ルームミラー越しに何度も目が合うチェハとウニョン。
ウニョンの持った荷物を持ってやろうとした際に、勢いあまってウニョンの手を握ってしまうチェハ。
一瞬気まずい空気が流れるが、「僕たちこうしましょう、気楽に」と、ウニョンの手を握り歩き出すチェハ。

チェハは、街でまたガム売りの少年カングに出会う。
カングに食事をご馳走するチェハ。
美味しそうに頬張るカングを優しい眼差しでみつめる。
チェハはカングに「やたらと気を遣う女がいるんだ」と、話す。
「その女を見てると、いじめたくなるでしょ?バカだな、それは愛だよ。一度も誰かを愛したことないでしょ?」と、カングに諭されるチェハ。
「愛って、気づかないうちにやってくるんだって。だから、よくわからないんだってよ」と、カングに教えられるチェハ。

チェハのレコーディング場所が決まった。
地方の聖堂だ。
チェハと一緒に向かおうと、イナはチェハを迎えに来るが、またもやチェハは、ウニョンの車で行くと、イナを誘いを断る。
レコーディング先でもチェハは、ウニョンが気になって仕方がない。
二人きりでいるチェハとウニョンの様子を、フィリップは怪訝に感じる。
聖堂では滞りなくレコーディングが進むが、窓枠の緩んだガラスが落下し、ウニョンをかばい下敷きになったフィリップは腕に怪我をしてしまう。
二人きりになったチェハとフィリップ。
チェハはフィリップに、「お前にとって俺はどんな人間だ?」と尋ねる。
「お前の顔を見た瞬間、こいつとは友達になるって思ったんだ」と答えるフィリップ。
「ウニョンさんは?お前の命をすべて捨てられるくらい愛しているのか?」と尋ねるチェハ。
「時々彼女のために祈ってる。ウニョンのためなら、何でもしてあげれるよ。ウニョンを通して韓国を知ることができたし、お前を理解することができるようにもなった。韓国はいつも記憶から消してしまいたい場所だった。俺は韓国人が嫌いだった。でも今は幸せだ。俺はウニョンを愛するようになったし、その愛を見守ってくれる一番の親友がそばにいてくれる」
フィリップは切々と語った。
フィリップの言葉に胸が痛むチェハ。
「愛してます。しかし愛してはならないのです。私は自分の心をどうしてよいものかわかりません」
懺悔の部屋で自分の想いを吐き出す。
「愛は罪ではありません。心に従いなさい」と、神父からの導きを受けるが、「私が最も大切にしている友達なんです。この世で2人といない友です。私を信じて、私のためにどんなことでも尽くしてくれる友達なんです。その友が愛している女性を、私は愛しているのです」
チェハは思いの丈を吐き出す。
「人は苦悩を通して成熟していくのです。神様は私たちに、耐えられるだけの苦痛をお与えになります」
そんな神父の声も、チェハには何の助けにもならない。
「助けてください、神父様。私の心がここで留まるように。私の友が心を痛めないように。助けてください・・・」
泣き崩れるチェハ。

翌日、楽譜を探すチェハ。
ウニョンに楽譜の在り処を尋ねるが、「どこにいったんだろう。私がここに置いたのに・・・」と、楽譜をみつけられないウニョンに辛く当たるチェハ。
「今度こんな風に仕事をしたら、辞めてもらうぞ」と。
急変したチェハの態度に戸惑うウニョン。
部屋で独り泣き続けるウニョン。
影でみつめるチェハは抱きしめたい気持ちを必死に抑える。
川辺へ一人向かうチェハ。
何度もウニョンの名前を叫び続ける。

その頃ソウルでは、依頼したソ・ウニョンの写真が送られてきていた。
その中には、チェハのロードマネージャーであるパウ・ウニョンの写真が。
驚愕するミョンフン。

川辺で一人たたずむチェハ。
勢いよくウニョンがやってくる。
「いきなりなんですか?理由を言ってください。一度楽譜を準備しなかったことが、そんなに重要なんですか?」」
チェハに食って掛かるウニョン。
「何か錯覚しているんじゃ?僕があなたに優しくしたからって、関心があるって錯覚しているみたいだけど、自分のことをよく考えてみたらどうですか?確かに、最初は自分と違う部類だから興味はありました。韓国で退屈だからちょっと遊ぼうかと思ったけど、もう飽きました」
ウニョンに嫌われるために、心にもないことを口にするチェハ。
ウニョンはそんなチェハを殴りつける。
ショックでその場に泣き崩れるウニョン。
そんなウニョンをチェハは放っておけず、抱きしめ、思わずキスをしてしまう。
それをフィリップが見ているとも知らずに・・・。

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